FIRE後の健康保険には複数のルートが存在しますが、その中で特殊な立ち位置なのが健康保険組合(以下、組合国保)です。
同一世帯で複数の国保には加入できないとされており、自分は国保に入りたいけど配偶者などが組合国保に加入している場合は仕方なく組合国保に加入するしかないのでしょうか。
結論としては、同一世帯で国保と組合国保の加入は可能ですのでそのことについてシェアしようと思います。
・組合国保とは?
・国保と組合国保はなぜ同一世帯で加入可能なのか
・国保と組合国保どちらが得か
・組合国保の活用例

たまご
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組合国保とは?
組合国保とは業種や職種、地域別に組織された組合が運営している健康保険です。
建設業や美容師、医療などが代表でその職種に属していないと加入できません。
国民健康保険組合が運営しているので、くくりとしては市区町村の国民健康保険と同じ国民健康保険という扱いですが制度は別物になります。
配偶者などの組合国保に加入する場合は、家族組合員という形で加入し配偶者の給料から保険料が天引きされる形になります。
同一世帯で国保と組合国保の加入は可能なのか
これは現に私が国保に配偶者が組合国保に加入しているので間違いありませんが、組合によります。
私の配偶者の組合国保の見解は
家族は強制加入ではない。市区町村の国保がOKであれば市区町村の国保に加入してもらっても問題ない。
とのこと。
一方、市区町村の国保の見解は
組合国保さんがOKであれば市区町村の国保に加入してもらっても問題ない。
とのこと。
つまりお互いが容認していれば問題ないとのことでした。
組合によっては家族も同一条件の組合もあるかもしれませんので要確認です。
国保加入の際にトラブル発生
先述した旨を確認したうえで役所に国保の加入手続きに行った際、トラブルが発生しました。
同一世帯で複数の国保には加入できないできないのでお手続きできません。
と回答が。
そんなはずはないと双方に確認した旨を話すと、どこかに電話し事情を説明する職員。
確認の結果、やはり組合国保がOKであれば大丈夫とのこと。
我々も初めての対応でして申し訳ありませんでしたと謝罪されました。
役所の職員でも認知できていない位なのでかなり稀なケースなことが分かります。
国保と組合国保どちらがいいのか
配偶者などが社会保険の場合は扶養一択となりますが、配偶者が組合国保の場合は組合国保と国保どちらに加入するのがいいのでしょうか。
これは所得によって最適解が変わります。
FIREなどで収入がない場合
基本収入がない場合は国保の方が確実に安いです。
例えば私の自治体の国保と私の配偶者の組合国保の保険料を比較すると次のようになります。
| 保険の種類 | 月額保険料 |
|---|---|
| 国保 | 2,450円 |
| 組合国保 | 16,700円 |
所得200万円のサイドFIREなど
一方、サイドFIREなどで所得がある場合は組合国保の方が安くなるケースがあります。
例えば私の自治体の国保と私の配偶者の組合国保の保険料を比較すると次のようになります。
| 保険の種類 | 月額保険料 |
|---|---|
| 国保 | 18,450円 |
| 組合国保 | 16,700円 |
組合国保の家族組合員の保険料は定額なので、所得が多ければ多いほど組合国保の方が負担が少なくなります。
シミュレーションしどちらが得か判断する必要があります。
組合国保の活用例
一般的には退職後の健康保険は国保と任意継続どちらにした方が得なのか議論されることが多いですが、ここに組合国保が混ざった場合は話が大きく変わります。
任意継続は最大2年間、会社員時代の社会保険と保険料を引き継ぐことができ所得によっては国保に切り替える場合よりも負担を軽減できる効果があります。
一方、組合国保の家族組合員の保険料は所得に関わらず定額なので任意継続の保険料より保険料が低い時点で組合国保の方がお得ということになります。
配偶者などが組合国保であり脱退可能を前提とした場合、退職後は組合国保の家族組合員として加入し所得が落ち組合国保の月額保険料より国保の保険料の方が下回る割るようであれば国保に加入するといった方法が、任意継続を選択するよりお得になる可能性が高いです。
同一世帯でも国保と組合国保を分けられる場合がある
組合国保と市区町村の国保は制度が別なので、組合が家族の強制加入を求めていなければ同一世帯で国保と組合国保に分かれて加入できる場合があります。
- 収入がない場合は、基本的に国保の方が安い
- 所得がある場合は、組合国保の定額保険料の方が安くなることもある
- 退職後は任意継続より、組合国保を経由した方が負担を抑えやすいケースもある
どちらが得かは所得によって変わるので、自分の収入状況と組合のルールを確認したうえで比較するのが確実です。
配偶者などが組合国保に加入している場合は、まず組合に家族の加入義務があるかを確認し必要なら国保の保険料とも比較してみてください。
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