年々審査が厳しくなっているGoogleアドセンスの審査。
私も有用性の低いコンテンツでことごとく敗退していましたが、2025年11月に7回目の審査で合格しました。
合格にあたってターゲットを明確にした後7回目の申請をしたところすんなり通過。
落選時は常に審査結果は申請後10日くらい要していましたが、7回目は夜申請し翌日の夕方に合格通知が来ました。
今回の合格で
・自分に何が足りなくて今まで落選していたのか
・有用性の低いコンテンツとは何を指すのか
この2点がほぼ明確になりました。
どのブログジャンルでも再現性があるのでシェアしようと思います。
これが分かってからアドセンスの審査に受からない人のブログを拝見すると、受からない人は共通でターゲットが明確になっていない人が多いです。
・具体的に何をして合格したか
・有用性の低いコンテンツとは何を指すのか

たまご
- セミリタイア達成済
- 2級FP技能士
- AFP認定者
- 資産形成コンサルタント
- 投資診断士
合格時に行った改善点
・記事数20
・カテゴリー3
・ASP広告あり
・PV5/日
具体的に行ったのはブログの路線変更です。
FPブログからFIREに特化したブログに変更しました。
FPブログの既存記事でFIRE向けに使える記事と使えない記事に分別し、使える記事をFIRE向けに微編集。
さすがにクリック型の広告は外しましたが受かると思っていないのでASPの広告はつけたままで合格しています。
PVもこの頃はランキング参戦を辞めていたので5/日程度でした。
このことからもPV数と広告は審査に影響がないことが分かりますね。
合格の根拠
本当にそれが合格の理由なのかと思う人も居るかと思いますので、根拠を説明します。
私は元々FPの資格と投資の経験を生かしてFPブログとして、知らないと損するお金の知識の情報発信をしていました。
特定のターゲットというよりは、ターゲットはお金に関心のある全員となりますね。
それを、自分がセミリタイアしていることを生かしてFIREをテーマにした投資ブログに変更したところあっさり合格しました。
ターゲットをFIREを目指す人に絞ったわけです。
路線変更にあたり既存の記事は、FIRE向けに使える記事と使えない記事に分別しタイトルと文章をそれ用に変えただけで記事の内容自体に大きな変更はありません。
せっかく書いた記事を無駄にしたくないので、FIRE向けに使えない記事でもカテゴリーにて万人向けの記事としてそのまま流用している記事も多数あります。
それで合格したということは、FPブログの時の記事自体には特に問題がなかったと考えられます。
つまり、何が変わったかというとターゲットが明確になっただけなんですよね。
ターゲットを明確にする具体的な方法
やることは2つです。
・ブログテーマを特定のターゲットに絞る
・記事もそれに合わせる
雑記ブログがアドセンス審査に受かりにくいと言われるのは、色々な記事があり専門性が薄いためです。
例えばカメラブログ。
雑記ブログに比べると専門性が高い特化ブログになるのですが、それだけでは無数にカメラブログはあるので弱いです。
カメラでも更に何かに特化したブログテーマとそれに向けた記事が必要です。
カメラのパーツでもいいですし撮影対象でもいいですし、とにかくカメラについてのブログではなくカメラの〇〇についてのブログにする必要があります。
それを行うことで初めてターゲットが明確になります。
Googleアドセンスに合格するまでの改善履歴
アドセンスで落選するたびに行った改善点です。
前提として、ネットでよく言われている
- お問合せの設置
- プライバシーポリシーの設置
- プロフィールの設置
- 著作権問題
- 独自ドメイン
- コピーコンテンツ
- サーチコンソールとの連帯
- 記事のインデックス
- 記事数は各カテゴリー5記事以上
- 文字数は1000文字以上(特定のターゲットに絞った価値のある記事になると自然に少なくても2000文字程度になります。)
これは済ませた状態で1回目の審査から臨んでいます。
アドセンスで収益化を目指すには無料ブログのサブドメインより、ワードプレスとレンタルサーバーの独自ドメインが必須です。
私のブログはコスパと信頼性でエックスサーバーを使用しています。
定期的に半額キャッシュバックキャンペーンを行っているのでそこを狙うとお得です。
1回目の申請時の状態
・記事数25
・カテゴリー数5
各カテゴリー5記事揃えて申請。
2回目の申請時にやったこと
・記事数50
・カテゴリー数5
記事数が足りないと思い、各カテゴリー10記事揃えて申請。
3回目の申請時にやったこと
・記事数53
・カテゴリー数5
記事数にはさすがに問題ないと判断。
ASPのアフィリエイト広告が原因と思い外して申請(以降6回目まで広告なし)
4回目の申請時にやったこと
・記事数53
・カテゴリー数3
ASPのアフィリエイト広告以外にも原因があると判断。
専門性を高めるためにカテゴリーを3つに減らし申請。
5回目の申請時にやったこと
・記事数40
・カテゴリー数3
ユーザビリティに問題があると思いワンカラムを2カラムに、PCの固定フッターメニューとハンバーガーメニューを廃止。
更に有用性の低いかもしれない記事を下書きに。
6回目の申請時にやったこと
・記事28
・カテゴリー数2
カテゴリーを更に2つに絞り専門性を意識
記事を自信のある体験談やシミュレーションなど独自性が高い物だけに厳選。
これは全て無料で得られる様々な情報を基に改善を進めてきたのですが、この時点でもう出来ることは全てやってしまって頭打ちでした。
正直6回目でダメならもう成す術がない状態でしたが落選。
これを見て分かるように、色々改善するも一向に有効性の低いコンテンツから脱出できませんでした。
何故なのかは、改善策に一切ターゲットが明確になる改善がないからですね。
落選と合格から見える有用性の低いコンテンツとは
有用性の低いコンテンツとはターゲットを明確にした独自性が欠けている状態であると考えています。
つまり、明確なターゲットと独自性の両方を満たしていないとダメです。
独自性だけだと、記事にどれだけ体験談やシミュレーションなど独自性が高い要素を加えても、ごまんとあるテーマの1つでしかないからです。
一方、そこに明確なターゲットを選定することで初めて体験談やシミュレーションなど独自性が高い要素が独自性となり、明確なターゲットに向けた価値のあるコンテンツとして認められるんじゃないかと思います。
有用性の低いコンテンツから抜け出せない原因
GoogleはE-E-A-Tを重視します。
・経験
・専門性
・権威性
・信頼性
FPブログにおいてFP資格、投資の資格を有する私は、独自の意見や考察や体験談、シミュレーションを交えた記事を発信することでE-E-A-Tはクリアしているものだと思っていました。
結局何がたりなかったのかというと専門性の部分に明確なターゲットがなかったということになります。
独自の意見や考察や体験談、シミュレーションをどんなに交えても元のテーマ次第では群を抜いた独自性とはなりません。
それはなぜかと言うと、私のFPブログの様にお金に関心がない人などあまりいないでしょうから、不特定多数をターゲットにした方向性でいくのは一見間違いではないのですが、もうその役割を果たしている人は他に存在しているんですよね。
にも関わらず自身では差別化を図りながら他と違う方向性で攻めているつもりでも、結局他と大差ないサイトや記事として有用性の低いコンテンツに認定されるんだと思います。
これがほとんどの人が有用性の低いコンテンツから抜け出せない原因だと思っています。
有用性の低いコンテンツの意味は、もうその役割を果たしている人は他に存在しているからあなたは他にターゲットを絞って価値あるコンテンツを提供してねというメッセージだと思っています。
GoogleアドセンスとSEO対策は紙一重
そもそもなぜFIREブログに変更したかというと、アドセンスの審査に通過しないことも問題でしたが並行して問題だったのがSEO問題。
どんなに独自の意見や考察や体験談、他の人がやっていないようなシミュレーションで独自性をだしたうえでSEO対策を色々しても、YMYLジャンルなので企業の競合に入る余地もないんですよね。
書いた記事を誰も読んでくれない訳です。
ジャンル変更はしたくないしどうしたものかと悩んでいたところ、少しいじれば今までの記事もムダにならないFIRE向けのブログに路線変更することにしました。
ターゲットをより明確にしたキーワード選定をすることで今までより検索順位も上げることができつつFPブログの記事を生かしながら路線変更が可能だったんですよね。
これはSEOの基礎中の基礎ですね。
アドセンスの為というよりSEOの問題で路線変更を決意しました。
その後、試しにダメもとで申請したらあっさり通過したというところです。
アドセンスの審査とSEO対策は紙一重だと思っています。
検索順位がどうこうではなく、SEO対策によってターゲットを明確にした価値あるコンテンツを発信できているブログなら、アドセンスで有用性の低いコンテンツに認定はされないのではないかと考えています。
まとめ
・ターゲットを明確にする
・ターゲットを明確にした独自性が必要
・アドセンス合格とSEO対策は紙一重
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この記事が皆さんの合格のきっかけになってくれると嬉しいですね。
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