Yahoo!ニュースの記事にこんな記事がありました。
FIREしたのに「幸せに見えない」人たち。43歳早期リタイアの投資家が語る“残酷な現実”
失敗例の多くはFIREするまでの過程に注力し過ぎて、その後のことが疎かになっているなという印象があります。
FIRE後は時間もじっくりあるし後から考えればいいやと思う人が多いのでしょうか。
私はセミリタイアという身なのでフルFIREを経験していない身ですが、色々思うことがあるのでシェアしようと思います。
・FIRE後の再就職について
・FIRE後の暇問題について
・FIRE後の幸福度を決める要素
・FIRE後の自己管理について

たまご
- セミリタイア済
- 2級FP技能士
- AFP認定者
- 資産形成コンサルタント
- 投資診断士
FIRE後に再就職するケース
FIREをしても幸せそうには見えなかったり、再度勤め人に戻る人の傾向は大きく分けて二つでしょう。一方は資産を食いつぶしていく不安などから「稼ぐ必要がある人」、もう片方は毎日ぼーっと生きてるのがつまらないなど「仕事に戻りたい人」です。私からすれば、いずれのケースも残念ながら本当の意味でFIREしたわけではなく、単に「今の会社を辞めた」というだけだと思っています。
これに関してはいずれも計画性の甘さからくるものだと思われます。
もちろんFIREしたものの働くのがやっぱ好きな人、若いからやり直せるなど再就職が悪ではありませんが、これについては後述しますが世間の見る目は冷たいんじゃないかなと思っています。
稼ぐ必要がある人
市場リスクの過小評価や生活費やキャッシュの見積もり不足などからくる計画性の甘さです。
労働収入に依存しないといけない時点でFIREは失敗しています。
もちろん何が起こるのか予測不能ですから、リスクを多く見積もりすぎるとなかな移行できませんしFIREの難易度を物語っているのかなと思います。
日本では失われた20年といった過去もあり、特に近年の市場は負けるのが難しい位の好相場なので、まだ計画段階の私も今の相場観で見通すのは楽観的ではないかと思い慎重にならなければと思います。
毎日ぼーっと生きてるのがつまらない人
FIRE後の計画のなさを物語っていますね。
どちらかというとこちらの方が問題であり、何のためにFIREしたのかなと個人的に思ってしまいます。
やってみないと分からないことも確かにありますが、それにしても計画的に資産を増やすことはできても計画的に時間を使うことができないのはいかがなものかなと。
FIRE後の再就職は世間にはどう映るのだろうか
FIREした人がいかなる理由であっても再就職すると世間からしたら失敗した人というレッテルを貼られる傾向があると思います。
例え本当に働くのが好きで暇なくらいなら働こうと思って再就職した人でさえ、世間からはそんなことは単なるいい訳であって失敗した人に映るのではないかと。
「こんなクソな会社辞めたるわっ!」と吐き捨てて辞めた人が数年後出戻りしたのと同じ感じで。
いやいや違うだろと思う人が居るかもしれませんが、これはFIREというものが世間一般的に特殊であるゆえ致し方ないことなんじゃないかなと思います。
もちろん同じ会社に再就職することはないでしょうけど、母体が企業なのか社会なのかの違いであることには間違いありません。
やはり、会社を辞めて独立したものの軌道に乗らず廃業して会社員に戻るのとは世間が受け取る印象は違うような気がします。
そう考えると、FIREは若かければやり直しがきくなどの考えは安易であり失敗は許されないものでもあると言えるのかもしれませんね。
FIREは暇という本質はFIREした理由にある
そもそも「会社を辞めたいからFIREしたい」と考えるならば、まず経済的自由を目指すよりもっといい方法があります。 「朝決められた時間に起きなくてよい」「痛勤電車に乗らなくてよい」「嫌な上司に会う必要がない」など、勤め人としての苦痛から逃れたいのであれば、そうではない会社に転職すれば解決する問題なのです。わざわざ経済的な自由を手に入れるまで我慢して嫌な環境に縛られるよりも、よっぽど楽で早い解決策ではないでしょうか?
まず、これに関しては少々無責任な発言だと思います。
転職すれば済む話などの簡単な話じゃないと思うんですよね。
完璧な会社などありませんから、転職したところで前職の問題は解決しても転職先で前職にはなかった新たな問題に悩ませられるのが関の山です。
転職して収入が減ることだってザラですからね。
この点には賛同できませんが非常に本質を突いている言葉でもあるんですよね。
FIRE関連でよくでるワードの1つに「FIRE暇」というワードがあります。
なぜ暇なのかの答えがここに詰まっています。
FIREすると暇になる要因
暇問題の要因は主に2つあると思います。
お金を使えない
計画性の甘さやギリギリの資産でFIREしFIRE後も過度な節約を強いられるリーンFIREの場合です。
お金を使えないので必然的にすることがなく暇。
過度な節約の余裕のなさで神経や精神まで削られてそうです。
FIREの理由が労働から逃げる目的
本質はこっちですね。
労働から逃げ出しやりたいことをやって生きていくではなく、目の前の労働からとにかく逃げ出したいという理由だけでFIREした場合です。
ある意味後先考えず目先の事だけ考えてるんで必然的にすることなくて当然かもしれません。
暇と言っている人のほとんどはこのパターンなのではないかと思います。
もちろん、それが理由でFIREした人でも時間の使い方が上手な人はFIRE後にやりたいことを見つけ過ごしている人も居ると思いますし、初めからFIRE後に何をするか決めておかないといけない訳ではありませんが、結構ここを後回しにしている人が多いんじゃないかなと思います。
最終的にはどんな理由であろうと本人の自由ですから、人がどうこう言えることではないんですけどね。
幸福度は何のためにFIREしたいのかと時間の使い方で決まる
これらのことを踏まえると、FIRE後の幸福度は何のためにFIREするのかという明確な理由や目的によって決まるんだと思います。
労働から解放されて〇〇したいんだ、という明確な理由や目的があれば毎日充実した日々を送り、はたから見て幸せそうに見えないということはないでしょう。
これは目的もなく資産形成をただただ行うのと、目標を決めて資産形成に取り組むのと同じです。
それと時間の使い方。
孤独感から人との接点が欲しいので働いたなどの話を耳にしますが、言い訳にとらても仕方がないのかなとも思います。
それであればサークルや集まりなど趣味の接点から人との関係を持った方が何倍もいいと思います。
趣味も仕事も同じ目的同士が集まってるんで同じですよね。
そういった懸念がある人は初めからサイドFIREやセミリタイア、バリスタFIREを目指せばいいわけであってフルFIREにこだわる必要もないですし、そこらへんの自己分析の甘さもまた計画性の甘さに繋がるのだと思います。
サイドFIREからフルFIREに移行するのとフルFIREからサイドFIREに移行するのは、はたから見た印象も違うでしょう。
FIRE後の自己管理もしっかりと
この記事には関係ありませんがこんな話も聞いたことがあります。
FIREすると会社で無償で受けていた健康診断がなくなりますよね。
結果、気付いた時は進行している癌が発覚したという話。
もしFIREしておらず健康診断を受けていたら早期発見ができていたと。
たらればですが、健康診断も自腹で受けることも可能です。
私も毎年自腹で受けてます。
FIREは経済的自立によって早期リタイアが実現できているのであって、労働の解放から全てを放棄していい訳ではありません。
社会全てを捨てるのではなく、社会で必要だったものは残し社会で不要だったものは切り捨てる取捨選択の技量が求められますね。
FIREした人の失敗談を聞くとなぜ資産形成は上手くできたのに、そういうところは無計画なのかなと不思議に思うことが多々あります。
資産形成というフェーズが大規模なゆえ、そこまで手が回らないのでしょうか。
まとめ
- FIRE後の再就職は体裁が悪いかも?
- FIRE後暇なのは計画性のなさを物語っている?
- FIRE後の幸福度は明確な目的と時間の使い方で決まる?
- FIRE後の自己管理もしっかりと
かなり個人的主観の強い記事になりましたが、FIRE後も見据えた計画の重要性がよく分かりますね。
FIREした後は時間があるから後からゆっくり決めればいいやと後回しにする題材ほど、実は安易に決めれる内容ではないのかもしれませんね。
\ FIRE目指す人は必見! /


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