FIREの手引き

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FIREとは?

FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略で、経済的自立と早期リタイアを指します。
お金のために働く生活から解放され、自分の時間を自由に使う生き方を目指す考え方です。

従来の定年まで働くという価値観とは異なり、FIREでは資産運用や節約を通じて生活費をまかなえる状態(経済的自立)を早期に実現し、仕事をする・しないを自分で選べる自由を得ることを目的とします。

FIREの実現方法は?

FIREの実現方法は2パターンあります。

インデックス投資を取り崩すパターン

FIREを実現するための考え方として4%ルールというものがあります。
これは米国のトリニティ大学の研究をもとにした考え方で、年間支出の25倍の資産があれば資産を減らさずに暮らすことが可能というものです。

例えば、年間生活費が300万円の場合

300万円 ×25倍= 7,500万円

7,500万円の資産があれば毎年4%である300万円を取り崩して生活しても長期的に資産が尽きにくいという理論です。

4%ルールは、米国の過去データをもとに株式と債券に分散投資し過去の市場データをもとに30年間資産が持続した確率を基にしたものです。
日本の税制・物価・投資環境ではそのまま当てはまらない場合もあります。
そのため、3〜3.5%ルールという考え方もあります。

配当収入

配当金でFIREを目指す方法もあります。
例えば、年間生活費が300万円で配当利回り4%で運用した場合

300万円÷ 0.04(4%)= 7,500万円

7,500万円の資産があれば毎年300万円の配当収入を得ることができ、経済的自立を達成できるという訳です。

たまご

私は配当金でFIREを目指しているよ!

どちらのスタイルでFIREを目指すのかはあなた次第です。

FIREの種類

FIREには大きく分けて5種類あります。
一般的なFIREは年間支出を最適化したLean FIREを指すことが多いです。

スクロールできます
種類特徴経済的自立度
Fat FIRE年間支出以上の資産を築き贅沢な暮らしで完全リタイア
Lean FIREミニマルライフ・節約で最小限に支出を抑えて完全リタイア
Side FIRE資産の取り崩しと足りない部分を副業や事業で賄う
Barista FIRE資産の取り崩しと足りない部分をパートやアルバイトなど雇用労働で賄う
Coast FIRE老後資金を資産で捻出。生活費を好きな仕事で稼ぐ。

Side FIREとBarista FIREの違いは雇用労働か否かの違いです。
Coast FIREは資産で老後資金を捻出し実質人生上がり状態を成しながら、生活費を労働で賄うスタイルです。
多くの人はリタイアやサイドFIREを目指すのですが、Coast FIREは実は実感がないだけで既に達成している人は多いのではないかと思います。

また、セミリタイアというものがあり位置づけはSide FIREと同じですが、違いは労働による収入をメインとするか資産の取り崩しをメインとするかの違いです。

経済的自立度が下がるほど少ない資金で達成できますので、自分に合ったスタイルを目指してみて下さい。

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