2025年6月16日に金の国内小売価格が史上最高値を更新しました。
金の価値が上がっていると聞き、自分も金に投資してみようかと考えた時、身近である金のアクセサリーが初めに思い浮かんだ人も多いのではないでしょうか。
アクセサリーにも使えて資産価値もあるのならまさに一石二鳥。
どうせなら皆が知っているハイブランド品がいいですね。
実は、私も資産価値と実用性を兼ねて某ハイブランドのゴールドのネックレスを購入しています。
この記事では、ハイブランドの金のアクセサリーの資産価値と金のアクセサリーに資産価値を求める場合の最適解についてFPが詳しく解説します。
・ハイブランドの金のアクセサリーの資産価値
・ハイブランドの金のアクセサリーの価値の算出方法
・ハイブランドの金のアクセサリーに資産価値を望めるケース
・ハイブランドの金のアクセサリー購入時の注意点
・金のアクセサリーに資産価値を求める場合の最適解

たまご
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
- AFP(アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー)認定者
- 資産形成コンサルタント
- 投資診断士
ハイブランドの金のアクセサリーの資産価値
資産価値の定義を値崩れがほとんどなく購入価格同等かそれ以上のことを示すとするならば、金の純度に対しての価値はあるが資産価値は無いと言えます。
例外や資産価値を望めるケースもありますがこれは後述します。
金の価格
金の価格は純度×重量×当日の金相場で決定します。
金の種類 | 純度 | 1グラムの価格 |
---|---|---|
24金 | 99.99% | 10,000円 |
22金 | 91.7% | 9,170円 |
18金 | 75% | 7,500円 |
14金 | 58.5% | 5,850円 |
10金 | 42% | 4,200円 |
これは基本的に金そのものに対する価格です。

アクセサリーやその他の商品になると変わるから注意だよ!
ハイブランドの金のアクセサリーの価格設定
ハイブランドの金のアクセサリーは、金相場に連動し毎日価格変動しているのかと言えばそうではありません。
金相場の影響が無いわけではありませんが、ブランドとしての付加価値や製造加工費などが価格に反映されており必ずしも相場と連動しているわけではありません。

この時点で、ハイブランドの金のアクセサリーに資産価値を求めることは基本的に無理になります。
金の純度と重量が分かればそれを差し引いた金額が、ブランドとしての付加価値や製造加工費などとして上乗せされていることが分かります。

結構な額が上乗せされている気がするよ…
ハイブランドの金のアクセサリーの価値の高め方
冒頭で例外や資産価値を望めるケースがあるとお話しましたが、それについて説明しようと思います。
- 限定品などレアなもの
- 金相場が低い時に購入したもの
- 価格改定
限定品などレアなもの
限定品、ましてや高級ブランドとくればプレミア必須でしょう。
ただし、購入できる可能性は極めて低く現実的ではありません。
金相場が低い時に購入したもの
金相場が低い時に購入したものは、金相場に比例して購入時より価値が上がっている可能性があります。
持ち主にとっては資産価値が高くなっている状態になっているかもしれません。
投資と同じで、長期保有に向いていると言えます。
価格改定
ハイブランドの金のアクセサリーは、金相場や材料費などが高騰したりすると定期的に価格改定が実施されています。
現に私が購入した某ハイブランドの金のネックレスも、購入後に既に2回価格改定されており購入価格より15万円近く定価が値上がりしています。
そして、このアクセサリーはモデルチェンジなどではなく既製品の価格改定のみなので、買取価格などの評価額はいつ買ったものでも現在の定価を参考に評価されます。
これらの特性を利用することにより今後も金相場や材料費が上がっていくことを前提に価格改定を繰り返していくと仮定すると、保有期間や商品によっては購入時より価値を高めることができる可能性があります。
私はこの考えに加え欲しかった商品なのでネックレスを購入しましたが、あくまで私の考えであり資産価値が上がることを保証するものではないことをご了承ください。

欲しいものを身に着けるのが1番だよ!
ハイブランドの金のアクセサリー購入時の注意点
- 純度
- 購入タイミング
- 商品の選択
純度
購入時の注意点は、純度の確認です。
基本的には純度が増すにつれ価格が上がりますが、ハイブランドだからとか価格が高いからといって必ずしも純度が高いとは限りません。
中には10万円以上の価格の商品なのに金ではなく金メッキの商品もあったりします。

アクセサリーに適した18金までが使われている商品が多いよ!
購入タイミング
前述したように定期的に価格改定を繰り返している商品が多いです。
私も購入前に悩んでいた時期があり、その半年の間に1度価格改定で値上げを喰らいました。
モタついてたらまた価格改定が来ると思い、それをきっかけに購入に踏み切れたんですけどね。
なので、欲しいと思ったタイミングで買われた方がよいかと思います。
価格改定の前に大抵は告知があるはずなので、悩みたい方は頻繁に情報をチェックし改定告知が来た時に滑り込みで購入するのもありかと思います。
商品の選択
欲しいものを買われるのがベストですが、少しでも資産価値を求めるなら市場で人気な商品を選ぶといいでしょう。
- ブランドの代表的な商品
- シンプルで流行や年齢を問わないデザイン
- 昔から変わらず君臨する商品
一般的にはこれらが市場で人気といわれる商品に該当すると思います。
金のアクセサリーに資産価値を求める場合の最適解
どうしてもアクセサリーという実用性と資産価値の両方を求めたい方は次の様な商品を選ぶと良いでしょう。
- 喜平ネックレス
- 純金アクセサリー
喜平ネックレス

喜平ネクッレスはハイブランド品のネックレスとは違い、加工コストが抑えられており金の市場価格により近い価格で購入できます。
金の市場価格と購入価格の乖離が少ないということは値崩れも少ないことを意味します。
純度は24金までありカット面数や網目の数など様々なタイプがあります。
純金アクセサリー

純金アクセサリーは名前の通り24金のアクセサリーです。
純金のネックレスに純金の金貨やゴールドバーのペンダントトップというように純金同士を組合わせてアクセサリーにしたものです。
指輪やネックレス、ピアスなどもあります。
純金そのものの価値が反映されます。
まとめ
この記事ではこの記事では、ハイブランドの金のアクセサリーの資産価値と金のアクセサリーに資産価値を求める場合の最適解について説明してきました。
- ハイブランドの金のアクセサリーに資産価値は無い
- 限定品や購入時期によっては資産価値が望める可能性もある
- 金のアクセサリーに資産価値を求めるなら喜平ネックレスや純金アクセサリー
今回は資産価値の観点でハイブランドの金のアクセサリーについてお話しましたが、あくまでアクセサリーであり本来資産価値を望むこと自体間違っていることなのかも知れません。
しかし、自分が欲しくて得た物に資産価値が上乗せされたら嬉しいものです。
本来のアクセサリーを楽しみつつ長い付き合いをしていきたいものですね。