金投資にアクセサリーはあり?カルティエのネックレスに投資した話

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金の価値が上がっていると聞き、自分も金に投資してみたい!と思ったことがある人は多いんじゃないでしょうか。
そんな時に思いつくのが、実用性も兼ねた金のアクセサリー。
資産価値も実用性もあれば一石二鳥ですよね。
どうせなら奮発して、誰もが知っているブランド品のアクセサリーなんて買っちゃったり。
私も金投資は他にはしておらず、金投資の対象としてCartier(カルティエ)のネックレスを購入しています。
この記事では、金投資にアクセサリーはありかについてFPが詳しく解説します。

この記事で分かること

・金投資にアクセサリーはあり?

・カルティエのネックレスに投資した理由

・ブランド品のアクセサリーの資産価値を高められる可能性がある要素

・ブランド品の金のアクセサリーを購入する時の注意点

この記事を書いた人

たまご

  • 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • AFP(アフィリエイテッドファイナンシャルプランナー)認定者
  • 資産形成コンサルタント
  • 投資診断士
目次

金投資にアクセサリーはあり?

一般的に金投資のセオリーは、純金積立やインゴッドやコインなどの現物投資です。
理由は加工費はごく僅かで、ほぼ金の市場価格に近い状態で投資できるからです。
現物にこだわらなければゴールドのETFなどでもいいでしょう。

ではアクセサリーはどうなのかというと、純金積立やインゴッドやコインと違い金そのものからアクセサリーへと形を変えるので加工費や製造コストがかかってきます。
しかし、アクセサリーも金の純度と重量によって金の価値は保たれますので全然ありだと思います。
それに加え、他の投資商品にはない特性である実用性を兼ね備えている点も魅力的ですね。
ただし、アクセサリーであれば何でもいいのかというとそういう訳ではありません。

種類投資対象の相性
喜平ネックレス
純金アクセサリー
ブランド品のアクセサリー

喜平ネックレスや純金アクセサリーは、デザインがシンプルであったり貴金属店ブランドであったりと加工費や製造コストが抑えられており金の市場価格により近い価格で購入できます。
金の市場価格により近い価格で購入できるということは、購入価格と商品価値の乖離が小さいことを意味しそれだけ資産価値が望める状態となります。

一方、同じアクセサリーでもブランド品となると投資対象としては不向きな商品となります。
加工費や製造コストに加えてブランドとしての付加価値が上乗せされているからです。


これが、一般的にブランド品の資産価値が低いと言われる要因です。
金の純度と重量が分かればそれを差し引いた金額が、ブランドとしての付加価値やコストとして上乗せされていることが分かります。

金の価格=純度×重量×当日の金相場価格

たまご

結構な額が上乗せされている気がするよ…

金投資する場合は、いかに金の市場価格に近い状態で購入できるかが鍵になってきます。

私がCartier(カルティエ)のネックレスに投資した理由

喜平ネックレスや純金アクセサリーではなく、なぜ投資対象として不向きであるブランド品のアクセサリーにしたのかと思われる人も多いかと思います。
1つ目の理由は、単に喜平ネックレスや純金アクセサリーには魅力を感じなかったからです。
投資のために欲しくないものを買うくらいなら、金に投資していた方が効率がいいです。

2つ目の理由は、欲しい商品に資産価値を高められる可能性がある要素を見いだせたからです。
私はいわゆる投資体質で、消耗品以外のものでは経年で価値が目減りしていくものは手に取らない傾向があります。
ずっと欲しかったのですが、額も高額であり資産価値も望めないことから自分の中で購入価値は低いと判断しずっと葛藤していました。

そんな中、資産価値を高められる可能性がある要素を見いだすことができ自分の中でGOサインが出たという訳です。
その、資産価値を高められる可能性がある要素についてお話しようと思います。
ちなみにネックレスにした理由は、肌身離さず着けていられるからという理由です。

ブランド品のアクセサリーの資産価値を高められる可能性がある要素

資産価値を高められる可能性のある要素とは、価格改定です。
ブランド品の金のアクセサリーは、金相場や為替相場、コストの関係で定期的に価格改定が実施されています。
現に私が購入したCartier(カルティエ)のネックレスも、購入後に既に2回価格改定されており購入価格より約20万円定価が値上がりしています。

価格改定時期定価値上げ率
~2024年11月539,000円
2024年5月561,000円4.1%
2024年11月682,000円(購入)21.6%
2025年5月847,000円24.2%
2025年9月885,500円4.6%
Cartier(カルティエ)のネックレスの価格改訂履歴
たまご

今のところは思惑通り…

そして、このネックレスはモデルチェンジや品番変更などではなく既存製品の価格改定のみなので、買取価格などの評価額はいつ購入したものでも現在の定価を参照し評価されます。
これらの特性を利用することにより今後も金相場やコストが上がっていくことを前提に価格改定を繰り返していくと仮定すると、購入時点での中古市場価値よりも資産価値を高めることができると考えました。

あくまで私の考えであり資産価値が上がることを保証するものではありません。

ブランド品の金のアクセサリーを購入する時の注意点

私の様に喜平ネックレスや純金アクセサリーではなく、ブランド品の金のアクセサリーを投資対象として購入する場合注意点がいくつかあります。

  • 純度
  • 購入タイミング
  • 商品の選択

純度

純度の確認です。
基本的には純度が増すにつれ価格が上がりますが、ブランド品だからとか価格が高いからといって必ずしも純度が高いとは限りません。
中には10万円以上の価格の商品なのに金ではなく金メッキの商品もあったりしますので注意が必要です。

たまご

アクセサリーに適した18金までが使われている商品が多いよ!

購入タイミング

前述したように定期的に価格改定を繰り返している商品が多いです。
私も購入前に悩んでいた時期があり、その間に1度価格改定で大きな値上げを喰らいました。
モタついてたらまた価格改定が来ると思い、それをきっかけに購入に踏み切れたんですけどね。
なので、欲しいと思ったタイミングで買われた方がよいかと思います。
価格改定の前に大抵は告知があるはずなので、悩みたい方は頻繁に情報をチェックし改定告知が来た時に滑り込みで購入するのもありかと思います。

商品の選択

欲しいものを買われるのがベストですが、少しでも資産価値を求めるなら市場で人気な商品を選ぶのがいいと思います。

  • ブランドの代表的な商品
  • シンプルで流行や年齢を問わないデザイン
  • 昔から変わらず君臨する商品

一般的にはこれらが市場で人気といわれる商品に該当すると思います。

まとめ

この記事では、金投資にアクセサリーはありかについて説明してきました。

  • 金投資にアクセサリーは喜平ネックレスや純金アクセサリーならあり
  • ブランド品の金のアクセサリーは投資対象として不向き
  • ブランド品でも価格改定による資産価値の底上げの可能性はある
  • ブランド品の金のアクセサリーを購入する時は純度・タイミング・商品選びに注意

金投資としてアクセサリーに投資するのであれば、喜平ネックレスや純金アクセサリーが最適解です。
しかし、一般的に資産価値は望めないと言われるブランド品のアクセサリーでも商品の選択を間違えなければ資産価値の底上げができる可能性は秘めています。
市場をよくリサーチして、資産価値+実用性を兼ねた素敵なアクセサリーを見つけてみてはいかがでしょうか。

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品や投資行動を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任で行っていただきますようお願いいたします。

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運営者情報

たまごのアバター たまご マネリテLab.代表

2025年に独立系FPオフィス マネリテLab.設立。地元中小企業にて11年間管理職で管理会計・事業管理業務を経てFPへ転身。管理職時代の資料作成の名残でシミュレーションが大好き。自身も株式投資や暗号資産にて資産運用を行なっており金融資産は5,000万円、年間配当金は120万円突破。記事への要望・質問・お仕事のご依頼はお気軽にお問い合せ下さい!

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